『古民家再生見学会』に参加希望の予約が殺到  8月28日(土)・29日(日)に千葉県佐倉市で開催 #空き家 #千葉

空き家活用/リノベーション ニュース

千葉県八千代市を中心に建築不動産業の全般を展開している株式会社オカムラホーム(代表:金子 保夫、本社:千葉県八千代市)が、2021年8月28・29日に千葉県佐倉市西志津で開催する『古民家再生見学会』に参加希望の予約が殺到しているという。
10名定員のところ、現在既にキャンセル待ちの状況となっている。

2021.6.19見学会

【6月に実施した『古民家再生見学会』でもキャンセル待ちが出るほど大好評】
2021年6月19・20日に、千葉県船橋市で当社がリノベーションをした、伝統構法で造られた築52年の住宅の『古民家再生見学会』を開催。
完全予約制であったものの、両日ともにキャンセル待ちが出るほどの大盛況となった。
埼玉県から足を運ぶご夫婦もおり、古民家リノベーションへの関心の高さを伺えるイベントとなった。

【特殊な技術が必要な古民家再生を請け負える業者は少ない】
古民家や築年数の古い建築物では、設計図面が残っていないことが多く、特殊な技法を使って建てられていることが多いため、再生には現代の建築技術とは大きく異なる技術・経験が求められる。
そのため、「担える技術者がいない」という根本的な問題から、一般的な工務店に相談をしても断られてしまうという現状がある。
実際、完成見学会に参加された方のアンケート結果によると、「新築住宅の施工・中古住宅のリフォームを手掛ける住宅メーカーに問い合わせたが、納得行く話ができなかったので、今回の見学会に参加しました」という方もいたという。

【増加する空き家と、全国的な対策】
総務省が5年毎に実施する住宅・土地統計調査(※1)によると、平成30年の空き家数は848.9万戸(空き家率13.6%)と前回の調査に比べ29.3万戸増加し過去最高になっており、核家族化の増加や、相続してもそのまま空き家になることがその原因として挙げられている。
千葉県内においても38.2万戸(空き家率12.6%)と前回調査から1.5万戸増加し、首都圏で一番高い空き家率となっているという。
国としては『空き家対策の推進に関する特別措置法』を施行し、千葉県としても『千葉県住まいづくり協議会空き家搭載作検討部会』(※2)を設置、市町村においては空き家バンクなどの移住支援制度を実施するなど、全国的に空き家対策が推進されている。

※1 総務省統計局 平成30年住宅・土地調査
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/index.html
※2 千葉県住まいづくり協議会空き家搭載作検討部会https://www.pref.chiba.lg.jp/juutaku/seisaku/sumakyo/akiyatoutaisakukentoubukai.html

【『ヴィンテージ木ここち』が行う新しい価値の創造】
【紡ぐ価値の継承】をコンセプトとした『住宅再生専門店ヴィンテージ木ここち』を展開しているという。
古民家や空き家を有効に活用し、先人が培ってきた技術や価値を後世に引き継ぐべく、常に新しい価値を提供するものとなっている。
古民家を相続された方の相談から、再生を行い、価値の継承とともに快適な暮らしを提供したり、カフェとして新しく生まれ変わった例もあるという。
また地域の空き家を1棟まるまる貸切旅館にすることで、イベントをはじめ、地域交流の拠点として活用してもらえる場所も提供している。
「古民家は古くて、住みづらい」のイメージを払拭するため、無垢床や漆喰の壁を使い、性能面だけでなくデザイン性も追求することで「まるで高級旅館のようだ」と好評だという。
また構造にも手を加え、近年の頻発する地震や台風等の災害にも強く、高気密・高断熱性能を向上させ、長く快適に暮らしていける伝統住宅を子どもたちの代にも遺せるよう、価値ある家づくりを後世へ、未来へ想いを繋げていくとのこと。

【古民家リノベーション 新たな展開】
空き家問題対策としても、今後ますます古民家のリノベーション・再生の需要は高まっていくと予想される。
すでに千葉県内にとどまらず、埼玉等の近隣他県、長野県などからも問い合わせが入っており、国内需要に合わせて対応エリアを拡大していく予定。

【会社概要】

名称 : 株式会社オカムラホーム
所在地: 〒276-0046 千葉県八千代市大和田新田76-46
URL  : http://www.okamura-home.co.jp

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